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混合ワクチンについて

狂犬病ワクチンは、生後3か月以上のわんちゃんに受けさせることが法律で決められている年1回のワクチンです。狂犬病は人間にも同じように感染し、感染してしまうとほぼ命を奪われてしまう恐ろしい病気ですが、それを防ぐための

ワクチンです。

そして混合ワクチンは絶対に受けさせなければならないというものではありませんが、重症化すると命にかかわるような重い病気に対する年1回のワクチンです。動物病院で接種します。

このワクチン接種をすれば、病気にかからないというのではなく、万が一病気が感染しても、命にかかわるまでに重くならないようにという目的で接種します。

 

これらの病気は、たいていの場合、犬のうんちおしっこ、よだれに触って感染すると言われていますので、

お店に限らずお散歩中に知らない間に感染する可能性もないわけではないんです。

トリミングのお店は、数多くのわんちゃんが利用する場所です。

掃除・消毒はしっかり行ってはおりますが、感染する可能性がゼロとは言えません。

そのため、基本的には、

ご利用の際には年に1度の狂犬病ワクチン・混合ワクチンの接種をお願いしております。

混合ワクチンで重症化を防げる病気

●犬ジステンパー

高熱・目ヤニ・鼻水が出て元気や食欲がなくなり、おう吐や下痢もします。

また、病気が進むと神経系が侵され、麻痺などの後遺症が残る場合があります。

死亡率の高い病気です。

感染犬からの唾液や排泄物への接触で感染します。

 

●犬伝染性肝炎

発熱・腹痛・おう吐・下痢が見られ、目が白く濁ることもあります。

生後1年未満の子犬が感染すると、全く症状を示すことなく突然死することがあります。

感染犬からの唾液や排泄物への接触によって感染します。

 

●犬アデノウィルス2型感染症(犬伝染性咽頭気管炎)

発熱・食欲不振・くしゃみ・鼻水・短く乾いた咳が見られ、肺炎を起こすこともあります。

他のウィルスとの混合感染により症状が重くなり、死亡率が高くなる呼吸器病です。

 

●犬パルボウィルス感染症

激しい嘔吐・下痢を起こし、食欲がなくなり、急激に衰弱します。

重症になると脱水症状が進み、短時間で死亡することがあります。伝染力が強く、死亡率の高い病気です。

 

●犬パラインフルエンザウィルス感染症

風邪症状が見られ、混合感染や二次感染が起こると重症になり、死亡することもあります。

伝染性の強い病気です。

 

●犬レプトスピラ感染症

2種類のタイプがあります。

・イクテロヘモラジー型

 発熱・おう吐・黄疸・歯肉からの出血などが見られます。

・カニコーラ型

 発熱・筋肉痛・脱水症状などが現れ、尿毒症になり、2~3日以内に死亡することがあります。

人間にも共通の感染症です。

感染犬の尿への接触によって感染します。

 

●犬コロナウィルス感染症

成犬では軽度の胃腸炎で済むことが多いのですが、犬パルボウィルスとの混合感染では重症化することも。

子犬の場合はおう吐と重度の水溶性下痢を引き起こします。

感染した犬への接触で感染します。

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